キャンプで焚き火や薪割りを本格的に楽しむようになると、多くの人が気になり始めるのが“レザーグローブのケア”。
新品のときは柔らかく手に馴染む革手袋も、使うほどに油分が抜けて乾燥しやすく、放置すると硬化やひび割れにつながってしまいます。
せっかくナパグローブやGRIP SWANYなど“良いグローブ”を選ぶなら、長く育てながら使いたい──。
そんなキャンプ中級者にとって、レザーグローブのメンテナンスは「複雑そうで手をつけにくいけど、実は知っておきたいポイント」でもあるはず。
でも安心してください。レザーグローブのお手入れは思っているほど難しくありません。
使用後に数分のケアを取り入れるだけで、革の寿命は驚くほど伸び、使うほどに味わい深いエイジングを楽しめます。
この記事では、
・なぜケアが必要なのか
・毎回の基本メンテナンス
・数週間に一度のオイルケア
・保管のコツ
・おすすめのケアオイル
と、必要なポイントだけをわかりやすくまとめました。
「レザーグローブをこれから導入したい」
「すでに使っているけどケア方法がわからない」
そんなあなたが“今日からすぐ実践できる”レザーグローブのメンテナンスガイドです。
大切な相棒を長く育てたいなら、まずはここから始めてみましょう。
Table of contents⇩
レザーグローブをケアする理由

キャンプで焚き火や薪割りに活躍するレザーグローブ。新品のときは柔らかく手に馴染みますが、使い込むにつれて革にもともと含まれる油分が失われ、乾燥や硬化、ひび割れが起こりやすくなります。
革は「呼吸する素材」とも言われ、油分や水分のバランスが崩れると劣化のスピードが一気に早まるのです。
そのため、定期的なケアが“エイジングを美しく進める”最大のポイント。正しくメンテナンスすることで、ナパグローブやCRUD、グリップスワニーのようなワークグローブも数年単位で愛用できます。
逆にケアを怠ると、思い出が刻まれた飴色のエイジングをさせることはできません。
レザーグローブの基本メンテナンス工程
日常的にできるお手入れはシンプルです。レザーグローブの手入れは「難しそう」と思われがちですが、実は基本はとても簡単です。普段の使用後に数分でできる習慣を取り入れるだけで、革の寿命は驚くほど伸びます。
アウトドアで使用するグローブは、土や煤などで汚れます。その汚れを完全に落とそうと入念にクリーニングをすると、逆に革を痛めてしまうことになります。
汚れもエイジングの一部だと思い、レザーグローブを育てていきましょう。
ここでは、普段のケアから定期的なオイルケアまで、工程ごとに分かりやすくまとめました。

①:使用後のブラッシング(毎回)
キャンプでは灰や煤、土埃がグローブに付きやすく、そのまま放置すると革の乾燥やシミの原因になります。柔らかい馬毛ブラシを使い、表面をなでるようにサッとブラッシングするだけでOK。力を入れすぎず、手首や縫い目などの隙間も軽く払ってあげましょう。
これだけで革の通気性が保たれ、余計なダメージを防げます。
②:水濡れの対処(必要時)
焚き火や調理で意外と濡れやすい革手袋。
濡れたまま放置すると型崩れ・硬化の原因に。
ナパグローブなどのディアスキン(鹿革)のレザーグローブは、比較的水に強い性質を持っていますが、濡れた後のケアは必須です。
- タオルで押さえるようにして水分を吸い取る
- 風通しの良い日陰で自然乾燥
- 内側に軽く空気を含ませるように形を整えておく
擦らない・絞らないのが革を痛めないためのポイントです。
やってしまいがちなのは、レザーグローブがキャンプ中に濡れてしまったとき、
早く乾かしたいからと直射日光やストーブでの急速乾燥。
これらは革の繊維を縮ませ、硬化・ひび割れの大きな原因に。
乾かすときは必ず 「ゆっくり・自然に」 が鉄則です。
③:オイルケア(数週間〜1か月に一度)
普段のブラッシングだけでも十分ですが、
「乾燥が気になる」「硬さが出てきた」という時はオイルケアを追加しましょう。
基本的なオイルケアの手順
- ブラッシング
→ 表面の汚れを落とし、オイルの浸透を良くする。 - 薄くオイルを取る
→ 指先または柔らかい布に“米粒1〜2粒程度”で十分。
※付けすぎはベタつきや劣化の原因。 - 円を描くように薄く伸ばす
→ 全体にムラなく塗る。縫い目付近は特に薄く。 - 10〜20分ほど休ませる
→ 革の内部にオイルが自然に入っていく時間。 - 余分なオイルを拭き取る
→ 乾いた布で軽く拭き、表面を整える。 - 陰干しで仕上げ
→ 風通しの良い場所に数時間置いて馴染ませる。
オイルケアは「乾燥を防いで柔らかさを保つ」役割。
やりすぎず、革が乾燥してきた、冬前の乾燥が進行しやすいときだけがベストです。
使用するオイルによって、注意点や使用方法が異なるので
レザーグローブにおすすめのオイルの章で各オイルの特徴を紹介しています⇩
⑤:保管方法

最後に、オフシーズンやしばらく使わない際の注意点です。
型崩れを防ぐために、軽く形を整えておくことで
型崩れだけでなくグローブ内部の通気性を確保する事ができるのでおすすめです。
保管場所は、密閉された高湿の場所は避けましょう。梅雨の時期に
密閉保管しておくと高確率でカビが生えてしまうので注意しましょう。
新聞紙や布に包んで保管しておくことで、
更に革を良い状態で保管しておくことができます。
冬は乾燥、梅雨はカビに注意。季節ごとのケアを意識するだけで革の寿命は格段に伸びます。
特別な知識や道具がなくても、
「使ったらブラッシング → 必要なら陰干し」
このルーティンを習慣にするだけでも、レザーグローブは見違えるほど長持ちします。
さらに、時々のオイルケアを加えれば、
自分だけの美しいエイジングが進んでいきます。
レザーグローブにおすすめのオイル
革に油分を補給することで、柔軟性を保ち、ひび割れや乾燥を防げます。ここではレザーグローブに特に相性の良い3種類を紹介します。
ラナパー
ラナパーはアウトドア用レザーグローブのケアに非常に適したオイルです。高い浸透力を持ち、革の内部までしっかりと油分を届けるため、乾燥による硬化やひび割れを防ぎます。
特に焚き火や薪割りといった過酷なシーンで使うグローブは、汗や熱で油分が抜けやすくなりがちですが、ラナパーを薄く塗り込むことで革が柔軟性を保ち、使用感も快適に。新品時の硬さを和らげて“馴染ませオイル”として使うのもおすすめです。
また、ベタつきにくく自然な仕上がりになるので、作業やキャンプの操作性を損なわないのもポイント。革本来の風合いを活かしつつ、アウトドアでのタフな使用環境に対応させたい人に最適なオイルです。
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蜜蝋ワックス
天然素材の蜜蝋をベースにしたワックスは、アウトドア環境でのレザーグローブにとって心強いメンテナンスアイテムです。
蜜蝋の大きな特徴は「防水性」と「保護力」。雨や夜露、焚き火の灰や煤など、アウトドアでは革にとって過酷な条件が揃いますが、蜜蝋ワックスを塗ることで表面に薄い保護膜ができ、水や汚れを弾いてくれます。
さらに艶を与え、革に自然な光沢をもたらすので、見た目にも美しく育てることが可能。硬めの質感ながら、しっかり擦り込めばアウトドアシーンでも頼れる強さを発揮します。特に梅雨や冬キャンプなど湿気の多い季節には、防水対策として必ず備えておきたいケア用品です。
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ミンクオイル
レザーグローブのケアに定番として使われるのが「ミンクオイル」です。動物性油脂を主成分とし、革へ深く浸透して高い保湿力を発揮するため、乾燥による硬化やひび割れを防ぎ、防水性を高める効果があります。
アウトドアで焚き火や薪割りに使う手袋は特に乾燥や摩耗が激しく、放置するとゴワつきやすいですが、ミンクオイルを塗り込むことで柔軟性を取り戻し、長く快適に使えます。
ただし塗りすぎはベタつきや通気性の悪化を招くため、クロスに少量取り薄く均一に伸ばすのがポイント。キャンプで酷使する相棒を守る、基本かつ効果的なメンテナンス方法です。
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まとめ
レザーグローブは、正しく手入れすることで“使い捨て”ではなく“育てるギア”に変わります。
- 日常ケアはブラッシングと自然乾燥
- 定期的に「ラナパー」「蜜蝋ワックス」「ミンクオイル」で油分補給
- 保管は通気性を意識する
この3ステップを意識すれば、ナパグローブやGRIP SWANYをはじめとした革手袋は長年相棒として活躍してくれるでしょう。
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