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レザークラフト初心者向け|革の厚みの選び方完全ガイド|失敗しない選び方とプロの使い分け術

「せっかく時間をかけて縫ったのに、完成してみたら財布がパンパンで閉まらない…」 「バッグを作ったけれど、薄すぎてフニャフニャして安っぽい…」

レザークラフトを始めたばかりの頃、誰もが一度は直面するのが**「革の厚み選び」の失敗**です。実は、作品のクオリティの8割は、作るものに対して「最適な厚みを選べているか」で決まると言っても過言ではありません。

この記事では、初心者が迷いがちな厚みの単位(ミリ・オンス)の換算はもちろん、「既製品のような仕上がり」を手にするためのパーツ別・用途別の使い分けテクニックを徹底解説します。

Table of contents⇩


まずは基本!厚みの単位と「手縫い」の相性を知る

レザークラフトでは「何ミリの革か」が仕上がりや扱いやすさに大きく影響します。
この章では、革の厚みがどのように表記されているか、ミリ表記とオンス表記の違いなど、基本的な知識を解説します。

革の厚みは、ミリ(mm)表記のほかに、海外製の革などで「オンス(oz)」が使われることがあります

  • 例:1.5mm、2.0mm、2.5mmなど
  • 海外製品では oz(オンス)表記のこともあり、目安換算は以下の通り:
ミリ (mm)オンス (oz)向き・不向きの目安
0.8〜1.0mm2〜2.5oz内装・ポケット用。薄いので重ねても厚くならない。
1.2〜1.5mm3〜4oz小物全般。手縫いがしやすく、初心者には一番の万能厚。
2.0〜2.5mm5〜6ozベルトやバッグ本体。しっかりとした剛性が出る。
3.0mm以上7.5oz〜ヘビーなベルトやサドルバッグ。初心者には穴あけが困難。

天然素材なので厚みは部位によって若干異なることがあります。ゆとりを持って選ぶのがポイントです。

初心者の落とし穴

1.0mm以下の薄すぎる革をいきなり手縫いしようとすると、糸を引き締める力で革が歪んだり、菱目の穴が広がって見栄えが悪くなることがあります。初心者が「しっかりした小物」を作りたいなら、まずは1.2mm〜1.5mm(3~4 oz)で作れるものでスタートするのが、最も美しく仕上げる近道です。レザークラフトになれるという意味では、作りやすい厚みから作る作品を決めることは、とてもおすすめです。


厚み選びの3つのポイント

革の厚みを選ぶ際にチェックすべきポイントは、大きく分けて3つあります。

この章では、**「アイテム」「縫いやすさ」「仕上がりの印象」**という観点から、初心者が迷わず厚みを選べるよう具体例を交えて解説していきます
はじめての作品づくりでも失敗しにくくなります。

作りたいアイテムに合った厚みを選ぶ

  1. 名刺入れなら1.0〜1.5mm
  2. 小物入れやキーケースなら1.5〜2.0mm
  3. ベルトなど強度が必要なものは3.0mm以上

縫いやすさも大事

先ほどの章で薄すぎると手縫いを、失敗しやすことに触れましたが、逆に分厚すぎると
手縫いではコツや力が必要になるので、初心者には縫いにくくなります。
手縫いでクラフト初心者時には2.0mm(5 oz)以下の革で作れる作品ががおすすめです。
2mm以上の厚みの革でも、しっかりと菱目穴の加工ができていれば、手縫いでも縫うことができるので是非チャレンジしてみましょう!

仕上がりの印象をイメージする

革の厚みを決める時には、作品の仕上がりイメージを決めておくことも重要です。
厚い革を使えば重厚感があり、しっかりとした作品になります。
逆に薄い革を使用すれば、しなやかで上品さや、高級感のある仕上がりになります。
同じ作品でも、革の厚みでイメージが変わるので
次章では、作品に対するおすすめの革の厚みを見ていきましょう


用途別|おすすめの革の厚み一覧

あなたの作りたいものはどれですか?理想の仕上がりをイメージして選んでみましょう。

アイテムおすすめ厚み備考
カードケース・名刺入れ1.0mm〜1.5mm折り返しがあるなら薄めで◎
キーケース・コインケース1.5mm〜2.0mm丈夫さと縫いやすさのバランスが良い
小物入れ・ポーチ1.5mm〜2.0mm立体縫製でも扱いやすい厚さ
ベルト・ストラップ3.0mm〜4.0mm以上強度が必要なため厚めが基本
バッグ本体2.0mm〜3.0mmパーツにより厚みを変えると◎

「1枚の厚み」で満足していませんか?作品を格上げする「厚みのバリエーション」

多くの初心者が「財布を作るなら1.5mm」と決め打ちしてしまいますが、ここが運命の分かれ道です。既製品のようにスマートな作品を作る秘訣は、1つの作品の中で「厚みを変える」ことにあります。

パーツごとの黄金比率(例:二つ折り財布)

  • 外装(表版): 1.5mm 〜 1.8mm(手に持った時の重厚感と耐久性)
  • 内装(カード入れ等): 0.8mm 〜 1.0mm(重ねても膨らまないための工夫)

「でも、そんなに何種類も革を買えない…」という方も安心してください。今は購入時にネットショップで**「漉き(すき)加工」**を依頼できるお店が増えています。 例えば、1.5mmの革を購入し、「半分だけ1.0mmに漉いてください」と指定するだけで、作品の完成度はプロ級に跳ね上がります。

仕上がりの印象をコントロールする「厚み」と「芯材」の魔法

「上品で柔らかい雰囲気のバッグを作りたいから、薄い革(1.0mm)を選ぼう」 実は、これだけでは不十分です。薄い革だけで作ると、使い込むうちに形が崩れ、クタクタの印象になってしまいます。

プロの視点: 柔らかく上品に見せたい時は、**「薄い革 + 布やシール状の芯材」**を裏に貼るのが正解です。これにより、見た目は軽やかでも、形がカチッと決まった「デパートの高級バッグ」のような質感が手に入ります。


どこで買える?初心者におすすめのヌメ革

実際に革を選ぶときに迷うのが「どこで買えばいいの?」という点。

革を取り扱っているクラフトショップや革専門店で購入することができます
クラフトショップや手芸店では、アウトドアギアにおすすめしているヌメ革は
取り扱っていないことが多いので、ネットでの購入がおすすめです。

初心者が最初に手にするべきは、**「A4サイズなどのカットレザー」かつ「厚み指定ができるショップ」**の商品です。

  • おすすめの理由:
    1. 無駄がない: 大きな半裁(牛半頭分)を買わなくて済む。
    2. 漉き指定が可能: 多くの専門店(和乃革、レザーマニア等)では、購入時に0.1mm単位で厚みを調整して届けてくれます。
    3. 同じ品質で揃う: 複数のパーツを作るとき、厚みが揃っているとコバ(切り口)の磨き作業が驚くほどラクになります。

以下は初心者向けで使いやすい厚みのカットレザーです

厚手の作品を作りたい方は3mm厚のヌメ革

厚みだけでなく「革そのものの育てがい」にも注目したい方へ


まとめ:厚みを知れば、レザークラフトはもっと楽しくなる!

革の厚み選びは、いわば料理の「下ごしらえ」です。 「なんとなく」で選んでいた厚みを、**「外装はしっかり、内装は薄く」**と意識するだけで、あなたの作品は「趣味の工作」から「一生ものの革製品」へと進化します。

  • 革の厚みは、アイテムごとに適切な厚さを選ぶことが大切
  • 薄すぎても厚すぎても扱いづらく、作品の完成度に影響します。
  • 最初は「1.5 〜 2.0 mm前後」の革からスタートするのが無難です。

次に作りたいアイテムが決まったら、まずは「どの厚みを組み合わせるか」から設計してみませんか?そのひと手間が、最高の仕上がりを約束してくれます。


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