レザークラフトを始めたばかりの頃、「聞き慣れない英語やカタカナ用語が多くてよくわからない」と感じたことはありませんか?
特に海外製の型紙やチュートリアル動画では、道具名や工程、パーツの呼び方がすべて英語で表記されていて、戸惑ってしまうことも。
でも、よく使われる用語をあらかじめ理解しておけば、海外の情報を活用できる幅がぐっと広がります。
初心者が押さえておきたいレザークラフトの英語用語を「パーツ名」「工程」「道具」に分けて分かりやすく解説します。
レザークラフトでは、英語の用語が頻繁に登場します。この記事では、初心者が覚えておきたい英語表記の用語を、パーツ・工程・道具の3カテゴリに分けて解説します。海外製品の説明書やYouTubeのチュートリアルにも対応できるようになりますよ!
目次
レザークラフトでよく使われる英語・用語
パーツ編

| 英語(読み) | 日本語の意味 | 解説 |
|---|---|---|
| Snap Fastener(スナップファスナー) | ホック(バネホック) | バネ式で留める金具。スナップと略されることもある。 |
| Rivet(リベット) | カシメ | 革と革を固定する金具。ダブルキャップリベットとも呼ばれ、装飾性もある。 |
| Eyelet(アイレット) / Grommet(グロメット) | ハトメ | 穴を補強する金具。小型はEyelet、大型はGrommetと呼ばれることが多い。 |
| D-ring(ディーリング) | Dカン | D型をした金属パーツ。ストラップや金具の連結に使われる。 |
| Swivel Hook(スイベルフック) / Trigger Snap(トリガースナップ) | ナスカン | 回転機能付きの金具。キーホルダーやストラップに多用され、用途で呼称が異なる。 |
| Zipper(ジッパー) | ファスナー | 開閉式の留め具。布地部分はZipper Tape、噛み合う部分はTeethとも呼ばれる。 |
| Buckle(バックル) | バックル | ベルトやストラップを固定する留め具。サイズや形状も多種多様。 |
| Gusset(ガセット) | マチ | バッグやポーチなど立体物の側面に使われるパーツ。容量を持たせるために重要。 |
| Flap(フラップ) | 蓋 | 袋状のアイテムに被さる蓋部分。ホックやファスナーと併用されることが多い。 |
| Pocket(ポケット) | 収納部 | 小物やカードを収納するスペース。内ポケット・外ポケットのバリエーションがある。 |
| Belt Loop(ベルトループ) | ベルト通し | ベルトやストラップを通すパーツ。ホルダーやキーホルダーに使われることが多い。 |
| Panel(パネル) | 板状のパーツ | バッグやケースの構造を形成する主要な革パーツ。底面・側面・背面などを指す。 |
| Edge(エッジ) | コバ | 革の断面部分。磨きや染色などの「コバ処理」によって仕上がりの質が大きく変わる。 |
工程編

| 英語(読み) | 日本語の意味 | 解説 |
|---|---|---|
| Cutting(カッティング) | 革の裁断 | パーツの正確な切り出しが作品の精度を左右する。カッターや革包丁を使用する。 |
| Skiving(スカイビング) | 漉き加工 | 革を薄く削る技法。厚み調整や折り曲げ部、重なり部分などに使う。Skiverという専用工具もある。 |
| Beveling(ベベリング) | コバ落とし | Edge Beveler(コバ落とし工具)で革の角を斜めに削る工程。 |
| Burnishing(バーニッシング) | コバ磨き | 革の断面(コバ)を磨いて滑らかに仕上げる作業。トコノールや蜜蝋などを用いる。 |
| Edge Creasing(エッジクリース) | 捻引き | 革の縁に装飾的な線(クリース)を引く技法。専用のクリーサーで熱や圧を加える。 |
| Grooving(グルービング) | スジ入れ | Groover(グルーバー)で縫い線のガイドや装飾線を引く作業。 |
| Punching(パンチング) | 穴あけ | 菱目打ち、丸ギリ、ポンチなどで縫製や金具取り付け用の穴を開ける工程。 |
| Stitching(ステッチング) | 縫製 | 手縫い・ミシン縫いの総称。糸の太さや色、ピッチで印象が大きく変わる。 |
| Dyeing(ダイイング) | 染色 | 革に染料で色をのせる工程。アルコール系・水性・オイル系など染料の種類も多彩。 |
道具編

| 英語(読み) | 日本語の意味 | 解説 |
|---|---|---|
| Leather Knife(レザーナイフ) | 革包丁 | 革の裁断に使う専用の刃物。直線・曲線どちらにも対応でき、慣れると非常に使いやすい。 |
| Cutting Mat(カッティングマット) | カッターマット | 作業台を保護する下敷き。グリッド付きのものは型紙配置にも便利。 |
| Ruler(ルーラー) | 定規 | ステンレス製が主流で、裁断・型紙の写し取りに使用。L字型も便利。 |
| Edge Beveler(エッジベベラー) | コバ落とし | 革の角を丸く落とす道具。番手(#1〜#5など)により落とす幅が異なる。 |
| Creaser(クリーサー) | 捻引き工具 | 革に装飾的な線(クリース)を引く道具。電熱式もありプロ仕様。 |
| Groover(グルーバー) | スジ入れ工具 | 縫い線のガイドや装飾線を引くための道具。刃の幅が選べる。 |
| Pricking Iron(プリッキングアイアン) | 菱目打ち | 手縫いのガイドとなる菱形の穴を開ける工具。ピッチサイズで見た目が大きく変わる。 |
| Awl(オール) | 菱ギリ / 丸ギリ | 縫い穴を整えたり、印を付ける道具。手縫い前の穴通しにも使用。 |
| Stitching Pony(ステッチングポニー) | 縫い台 | 革を固定して手縫いをスムーズにする道具。両手が使えるので作業効率が上がる。 |
| Needles(ニードルズ) | 手縫い針 | 先が丸くなったレザークラフト専用針。ロウ引き糸と合わせて使用する。 |
| Thread(スレッド) | 糸 | ロウ引き済みの麻糸やポリエステル糸が主流。太さ・色で雰囲気が変化。 |
| Skiver(スカイバー) | 革漉き工具 | 革の厚みを調整する専用工具。平刀・斜刃タイプなどがある。 |
| Edge Slicker(エッジスリッカー) | コバ磨き棒 | 革の断面(コバ)を磨くための道具。木製・アクリル製などがありサイズも多様。 |
| Mallet(マレット) | 木槌 / ゴム槌 | 菱目打ちやカシメの打ち込みに使用。革を傷つけにくい素材が望ましい。 |
| Hole Punch(ホールパンチ) | ポンチ | 丸穴や楕円穴など、金具を取り付ける穴を開ける工具。サイズごとに種類あり。 |
| Snap Setter(スナップセッター) | ホック打ち具 | バネホックなどのスナップ金具を取り付けるための工具セット。 |
| Rivet Setter(リベットセッター) | カシメ打ち具 | リベット(カシメ)を打ち留めるための専用工具。叩く部分は平らに整える必要がある。 |
よくある混乱ポイントとその対処法
レザークラフトを始めたばかりの頃は、英語表記の道具名や工程名が混在して戸惑うことが多いものです。ここでは、初心者が混乱しやすい用語とその対処法を紹介します。
- 「エッジベベラー」と「コバ落とし」って同じ?
→はい、同じ道具を指します。Edge Beveler(英語)=コバ落とし(和名)です。通販サイトや海外製品では英語表記が多いため、両方覚えておくと安心です。 - 「グルーバー」と「スジ入れ」の違いは?
→実はこれも同じ用途です。「Groover」は縫い線のガイドを掘る道具で、「スジ入れ」は日本語での呼び方。機能はほぼ同一です。 - 「バーニッシング」と「トコ処理」って一緒?
→一部重なりますが、厳密には違います。バーニッシングはコバ(断面)の磨き工程を指し、トコ処理は裏面全体の仕上げ処理のこと。部位と目的が異なります。 - 「スカイビング」と「パスナイフでの漉き」は別?
→「Skiving(スカイビング)」は革を薄くする工程の総称で、パスナイフやミニスカなど道具を問わず使われます。道具名と混同しないようにしましょう。
こうした混乱は、英語表記と日本語表記が併用されているレザークラフト特有の文化です。慣れれば自然と使い分けられるようになりますので、まずは「英語=略語」くらいの気持ちで柔軟に受け止めましょう。
まとめ|英語がわかるとクラフトがもっと楽しくなる
レザークラフトでは、英語表記のパーツ名や工程名、道具名が多く使われています。一見すると難しく感じるかもしれませんが、意味さえ分かってしまえば作業理解が深まり、海外の作例や解説動画もスムーズに理解できるようになります。
今回紹介した用語を参考に、パーツの名称・工程の流れ・道具の使い方を英語でも把握しておくことで、クラフトスキルは格段にアップします。海外のチュートリアルやSNSも活用しやすくなり、作品の幅も広がるはずです。
言葉を知ることは、クラフトの世界をもっと広げる第一歩。
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